イロハネinそんぽの家S 王子神谷

普段、イロハネのメンバーは一人一人が様々なフィールドで活動をし、日々を送っています。

そのうちの1人は学生で、2018年5月〜2019年3月の約1年間、〈アーティストレジデンス イン そんぽの家s 王子神谷〉というプロジェクト活動をしていました。

2月3日。そのプロジェクトの拠点「サービス付き高齢者住宅 そんぽの家s 王子神谷」にてイロハネWSを行いました。


2019年 2月3日(日曜日) 14:00〜17:00 ※時間内での出入り自由

参加費 300円




めったに入ることのない「サービス付き高齢者住宅」に、今日は地域の方や、遠方からはるばるいらっしゃった方、たまたまふらりと覗いてみた方、子どもや若い子、熟した子!が、集まります。



WS開催の小さな呼びかけに応えてくださった来場者のみなさまは、これまでのプロジェクトでの活動やイロハネの活動で生まれた「ご縁」の下がほとんどです。誰かとの「ご縁」で結ばれた人々が、このイロハネを通した新しい「ご縁」として、ゆったりと繋がっていく…。

そんな〈つながり〉も、イロハネの目指すところのひとつです。



プロジェクトで見える普段の時とはまた違う、施設住人さんの表情に驚き!


右を向けば、娘や息子くらいの人が真剣な表情で手を動かしているし、

左斜め前には、孫くらいの子が無邪気にきゃっきゃと笑っている。


いつもとは一味も、二味も違う、不思議でやわらかな時間。




きっと、人間はいくつになっても自分以外の人を気にかけたい気持ちを持っているんじゃないかなあと思います。誰に教わらなくても、だれもが呼吸の仕方を知っているように、愛する術、他人との関わり方を知っている。無意識に相手や関係性を選びとったり、自分自身を変化させる“機能”。

その“機能”は、もし体が自由に動かせなくなっても、最後まで「在る」んじゃないでしょうか。

時々それはトラブルの元になるかもしれない。

けれど、その確かな「豊かさ」は、できるだけ多くの人の力を借りて大事にしていきたい。


今回のWSはそんな「豊かさ」が、おおきな「翼」として、私たちの前に現れたような気がします。

イロハネ

人が羽根を思うとき、心に自由や開放のイメージが生まれます。 様々な素材と誰もが作れる作り方で、自分のための憧れをのせた「羽根」をつくります。 やがて「羽根」が集まり生まれる一体感は「翼」となって新たな表現の風を届けていきます。 イロハネはこどもでも大人でも、また障害の有無を超えて誰でも取り組める創作・表現の場をつくることを目的とした活動を行っています。

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